ねぇ、ソフィアさんって知ってる?
いつか、私たちの伝えたいことが多くの人に伝わるようになった時。
「ねぇ、ソフィアさんって知ってる?」と言われるようなブランドになりたい。
2013年の冬、私はそう想い立ち上げを決断しました。
私たちは、自分のブランドを「ソフィアさん」と呼ぶことにしています。
お店も、ブランドも、商品も、全て一人の人間と同じで、
考え方や生きざま、色々なストーリーがあって、生まれている。
だから、私たちは自分たちのブランドのことを、ソフィア「さん」と呼んでいます。
心理学の仕事に携わり、多くの人に関わってきて、ある時わたしは衝撃な事実と出会いました。
「自分が何が好きで、何が買いたくて、何を求めているのか、わからなくなってしまった…」
そう口にする人が実に多いという事実。
そして、自分の心や身体がどんなことを求めているのか?に対してあまりにも鈍感になってしまっている
今の世の中の現状がある、ということを、ひしひしと感じる出来事が起きたのです。
モノが増え、便利になり。
重さがあったのが良き時代から、軽ければ価値があるような時代になってしまった。
「…私たちの五感は、暮らしに対する意識はこのままでいいのだろうか?」
そう問いかけだしたことがソフィアさんの始まりでした。
心理学をやっていると、多くの不安や不満の気持ちと出会います。
それは人それぞれであって、生き方や人生が曖昧でどのように進めばいいのか分からなくなる、という人も多くいます。
その方達の心の状態や、不安な心境、未来への恐れを少しでも和らげる為に、
たくさんの知識を伝え、カウンセリングし、導いてきたつもりではありましたが、
自分の無力さにどんどん落ち込んでいった時期もありました。
「どうすれば、難しい方法ではなく、色んな人が自然と元気になることが出来るだろうか」
「どうすれば、自分の心に正直に、好きだと思う気持ちを大切にする、そんな生き方を思い出してもらえるだろうか」
そうやって、散々考えたときに、ふと目にしたのが側に置いてあったカバンだったのです。
ちょっと背伸びして、心が「ときめいた」ままにお買い上げした大好きなカバン。
「そういえば、このカバンを買ったことによって、背筋が伸び、このカバンに育ててもらったなぁ」と気付いたのです。
モノには、人の心を変えるチカラがある。
モノには、私たちの人生を変えるチカラがある。
その時に気付いたことによって生まれたのが、ソフィアさんのコンセプトである
「いきかたを提案します」という言葉でした。
良質な商品を届けるという役割とともに、人々が生きていく上で忘れかけている「たいせつなこと」を思い出す時間の提供。
改めて、自分の人生ややりたいこと、そして自分の「選択するチカラ」を再び思い出すきっかけを提供したい。
出来れば、あなたの暮らしにちいさな爆弾を落とし、心の感動を呼び覚ましたい。
今は小さくとも、大きく背伸びしながら、一歩一歩やっていきたいと思います。
暮らしに良質なショックを。
いきかたにちいさな爆弾を。
2014.02.01 yuka hata