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「日本の良さを考え直さないと、ただ物が売れればいい、ただ安ければいいというようではこの業界はだめになってしまうんじゃないか!」川合社長は第一声にそうはっきりと仰いました。

 

そして、「危機感は常にあったし、『この色に染めてください』という依頼をただ単純に受けてこなしていくのは、今や中国・ベトナムなど、どこでもできること。どこでもできることを、いつまでも日本でやっていても意味がない。何か変わったもの、他にはない価値のあるものを日々つくり出していかなければ、この業界で生き残っていけないという思いは、ずっと持っていた。」と。 「値段だけでいうのであれば、求められる仕上がり・精度や生産性の違いで尖ったデザインのもの・中級的なもの・量販的なものとあるのだが、依頼に見合った染工場を依頼者の方に選んでいただければいいと思っている。どのブランドさんの仕事でも何でも受けるつもりはなく、川合染工場でやるべき価値のある依頼だけを受け続けている。日本でやっていて存在価値がないものは、なくなってしまう。そんな危機感から、何か出来ないかと日々思い続け、独自の加工技術を生み出していった。 そういったなかで、川合染工場としてやることに価値を感じてもらえるものを提供していくこと、共有できるつながりが大切だから、川合染工場は広告や宣伝を一切しない。一過性のものにはなりたくない。長く川合染工場の加工を使ってもらいたいという強い思いには、自ずと熱意のあるお得意様が集まって来てくれる。興味と熱意のある方は、必ず足を運んで現場に来てくださる!」そう語る川合社長は、自信に満ちあふれているように見えました。 

 

こんな思いのもと、ものづくりが行われているプロセスが、お客さまの耳に届くように。東炊きをもっと深く知り、きちんと背景を伝えていくことが、関わる私たちとしての役割なのではないか。そう、川合社長は感じさせてくださいました。

また、川合社長は「現在衣料品は97%が輸入の状態、あとの3%がいわゆるファッションと呼ばれるもの。そんななかで衣料品を作ってばかりではだめで、ならば安いものを生産していればよい。けれどファッションというものは、『これを着て嬉しい!』『今日はちょっと違うな』『ちょっと高かったけれどとっても気に入ってるな!』そんな風に、うれしいなという、それぞれの心の潤いや豊かさに訴えるものを感じさせるもの。それは、数字では計り得ない『質からの幸せ』という価値観。気持ちの豊かさを一番に感じさせるものであってほしい。『自分はとってもこれを気に入っているんだ!』というスペシャルな気持ちに強く訴えられなければ、ファッションであることの意味がないのではないか」とも。

自分にとってのお気に入りや、心地よいもの、ものとの付き合いかた、取り組む姿勢、生産背景やプロセス、将来的なヴィジョンなどに思いを馳せ、今回の川合染工場さんでのインタビューはsophia phileinとして、目指しているヴィジョンとなんだか重なるように感じられました。

ブランドとしても東炊きの生地を大切に扱っていきたいなという思いはますますふくらみ、ソフィアさんも『東炊きproject 』の可能性にわくわくです! 

秋冬から展開される『東炊き』アイテムを、手に取って、肌で感じて、スペシャルな気持ち

「質からの幸せ」をどうぞお楽しみください。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

 

 

 

 

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レディスシャツ

東炊き コットン100

サイズF

¥17,280(税込)

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