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ふだん、自分の身の回りの一つ一つが、

自分の暮らしを決定してしまっているだなんて。

そんなことに、頭を悩ませる人はほとんどいないだろう。

しかし、身の回りに溢れるモノを一つ一つ見ていけば、

そこには自分なりの「価値観」が見えてくる。

 

そう、モノにはわたしたちの「考え方」が、

ちゃっかり反映されているのだ。

いや、しっかり…うっかりとも言える。

 

この事実を、今の大量生産・大量消費の時代に

もう少し モノ と一緒に暮らす人間として考えてみても

けっして、次世代に損は残さないのではないだろうか。

 

ミニコラム:モノと生き方

sophia phileinをはじめた理由は、そんな単純な疑問からだった。

洋服から家具、ささいな生活に必要である買い物でさえ、気を抜けばすぐに、わたしたちは自分の大切な価値観を忘れてしまう。

 

そのうち、いつどこで、なんのために買ったのかさえ、分からなくなって、

モノ に対する愛情とともに、セイカツ に対する愛情も薄れていく。

 

たいせつな モノ に対する心はなんだろうか。

たくさんの モノ が溢れる今だからこそ、わたしたちは真剣に考えてみたいとおもう。      2014年1月 yuka hata

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